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    アメリカを探して:第1回映画『リンカーン』と日米憲法改正比較

    アメリカを探して:第1回
    映画『リンカーン』と日米憲法改正比較

     一昨年、スティーブン・スピルバーグ監督の『リンカーン』という映画が公開され、全米で大きな反響を呼んだ。リンカーンを演じたダニエル・デイ・ルイスは、アカデミー賞主演男優賞を獲得した。1865年1月、リンカーン大統領がいかにして反対派の強い抵抗を抑え、議会下院での憲法修正第13条可決を実現し、恒久的な奴隷制度廃止に道を開いたかを真っ向から描く、歴史大作である。  この映画は昨年日本でも公開され、安倍 […]
    軍師官兵衛─時代考証の立場から:第5回

    軍師官兵衛─時代考証の立場から:第5回

     そのあともうすでに大河ドラマではやりましたが、天正13年の四国攻め。ちょうどこの頃からもう毛利は秀吉の傘下に入って来ます。で、いよいよちょうどこの間、先週(8月24日放映)から始まりました九州攻めですけどね。九州攻めで秀吉の九州上陸は天正15年ですけれども、1年前、天正14年から官兵衛が乗り込んで行く。  私はこれを「官兵衛露払い」という言い方をします。要するに来年秀吉様が大群を率いて、薩摩の島 […]
    軍師官兵衛─時代考証の立場から:第4回

    軍師官兵衛─時代考証の立場から:第4回

     さて、一応三木城攻めも一段落し、荒木村重討伐もなって、それで播磨そして但馬が平定されて、二カ国が秀吉の所領になりました。その時に官兵衛にも一万石与えられました。大名の仲間入りをする、ということになってきます。  そういう中で、もう今年ドラマではすでにやりました例の備中高松城の水攻めに入っていくのですが、その前に実はもう一つ大きな戦いがあった、例の因幡鳥取城攻めです。今年のドラマでは飛ばしちゃった […]
    軍師官兵衛─時代考証の立場から:第3回

    軍師官兵衛─時代考証の立場から:第3回

     この時、私がすごいなぁと思うのは、いわゆる黒田家譜、今年のドラマ、最初冒頭申しましたように原作がないと言いましたが、脚本家の方にはその黒田家譜をいろいろコピーしたりして渡しています。  その黒田家譜というのは何かと言うと、黒田家の歴史を黒田家が編纂した、もちろん江戸時代になってからです。そこに官兵衛のこととか、その子供長政のことが詳しく書かれている。これは貝原益軒という、名前は聞いたことがあると […]
    軍師官兵衛─時代考証の立場から:第2回

    軍師官兵衛─時代考証の立場から:第2回

     まず最初は天正3年ですね。1575年の6月に御着城で評定、評定というのは会議です。今年のドラマで小寺政職(こでら まさもと)を片岡鶴太郎さんが演じていまして、「そうよのぉ、どっちがいいかのぉ」なんてふらふらしているような演技をしておりますが、あれはむしろ私なんかがちょっと入れ知恵をして、そのように演技をしてもらっています。  普通、戦国武将、戦国大名っていうと、何となくグイグイ家臣たちを引っ張っ […]
    軍師官兵衛─時代考証の立場から:第1回

    軍師官兵衛─時代考証の立場から:第1回

    ドラマ軍師官兵衛について  ただいまご紹介いただきました小和田哲男です。  今年の大河ドラマ軍師官兵衛、時代考証をやっておりまして、回を追うごとに視聴率が上がってきた。これは私もドラマづくりをやっている人間としては非常に嬉しい、段々下がっていくっていうのでは、ちょっとやる気をなくしてしまうんですが、段々上がっているというのは嬉しいなと思っています。  特に東日本と西日本という言い方で分けると、西の […]
    Introduction

    Introduction

    ─誰からもよく訊かれると思うのですけれども、名ピアニストの評伝を読むと、三 つくらいからピアノを始めて、五つや六つでリサイタルをした神童の話がでてきま す。山田さんの場合はいつ頃からピアノを始められたのですか? 六歳です。 ─それはものすごく早いとは言えないけれども、遅くもないですね。 私は遅かったかなと思っています。 ─プロになった人にしては、ということですか? クラシックの音大を目指していた同 […]
    ケネス・グレアム『たのしい川べ』(岩波書店)

    ケネス・グレアム『たのしい川べ』(岩波書店)

      ケネス・グレアム『たのしい川べ』     イギリス中部には、運河が網の目のように張り巡らされている。周辺の川と川をつなぎ、都市と都市のあいだを結ぶ。産業革命の初期、石炭や鉄を運ぶ主要な手段として、盛んに用いられた。運河沿いの小道を歩くラバが引くはしけが、運河や川を往ったり来たりした。19世紀半ば、主要な運輸手段としての地位を鉄道に譲り、運河は次第に衰えたが、20世紀半ばから保存運動が活発になり […]
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